8月20日

絵を見てピンときた方は、文字通り苦楽を共にした友だと言えるでしょう。
いまいちピンとこない方は、この絵をよく見てください。不自然なところがたくさんあるでしょう(僕の画力とかそういうところではなくて)。ありえない大きさのリボン、複雑な上に手間をかけてるほど可愛くもない髪型、メイド服を彷彿とさせる制服の肩口、腰のあたりについた用途の想像もつかないリボnって一人描き忘れてるし!(僕の画力)
僕のパソコンには、ひとつの恋愛シュミレーションゲームがインストールされました。

つってもね、だいぶ前にやったのを思い出して机の奥から引っ張り出してきたくらいだから、全然新鮮味とかはないんだけど。夏休み前から『今でもやりたくなるギャルゲーはこれしかないよなぁ』と思っていて、今週は補習もサボり気味というか腹痛で1日休んだらもう行く気失せたんですけど。そんなわけでヒキコモリ生活、生身の女性と会う機会もなく時間もたくさんあるのでやっちまいました。昨日の日記サボったのもこいつのせいです。てへり。

以下はゲームの話になりますので、ココまで読んでちっともピンとこない方は時折出てくる名詞を新幹線の名前だと思って読んでもらえればとてもつまらない文章が読めます。

久しぶりにやるとなかなか文章を読むのが面倒なもので、思いっきり読み飛ばしまくってたのですが、いつのまにか面白い文章に引き込まれてげらげらとだらしなく笑っていました。キャラが5人くらいいるんだけど、いろいろ特徴があってね、こまちとのぞみとつばさがおもしろいです。あとの2人はどうでもいいです。で、そいつらがおもっしろいから、選択肢が来る度におもしろくなるようになるようにと、その3人とはいろいろ絡んでいたわけですが。僕はあまりに久しぶりにギャルゲーというものをプレイしたため、その大前提たるものすら忘れていました。
ギャルゲーって、たとえ友達程度でも多数の人間と仲良くなっちゃまずいんだよね。
これは理不尽じゃないですか、そんな、たかが当たり障りもない選択肢を選んだだけでそのキャラの好感度が上がってしまうとは!その結果攻略したくもないキャラを攻略するはめになるなんて!!これを現実で言うならば、すきな女性以外とは親しい関係どころか気軽に話す関係にすらなれないことを意味します。これでそのすきな女性が振り向いてくれればいいのですが、現実はそう甘くないのです。振り向いてくれるわきゃねぇっつー話です。
しっかしギャルゲーは簡単に振り向いてくれるんだなぁこれが。よくできてるよね。
そんなこんなでちょっと好意を見せたら簡単にしっぽ振りまいてキャンキャン寄ってきちゃったよのぞみが!画面左の女性が!お前なんかすきじゃない、俺が楽しくおしゃべりしたかったのはこまちなんだ!画面右の女性なんだ!
というわけで見事に攻略失敗した僕ですが、そこは秘められた知識というか単純に忘れていたギャルゲーの記憶を掘り起こして、1ヶ月前のデータからやり直し、セリフをスキップしつつのぞみに関する選択肢を否定的なものにするという荒技で見事こまちがキャンキャン寄ってきました。それだけやってものぞみには嫌われないんだからギャルゲーってよくできてるよね。

現実を振り返ると、なんだか、とても悲しくなりました。よくできてないなぁ。